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2026.10.17
【ハッシュカット】ボブを伸ばしながら髪型を変える。大人女性の顔周りレイヤーとカットの考え方|表参道・南青山
- 齋藤 陽介
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【ハッシュカット】ボブを伸ばしながら髪型を変える。大人女性の顔周りレイヤーとカットの考え方|表参道・南青山
こんにちは。表参道・南青山の美容室「5SCENE AOYAMA」の齋藤です。
青山表参道美容室5SCENE AOYAMA サロンチーフ。
日々のヘアスタイルや、大人女性向けショート・ボブのデザインは Instagramでも発信しています。
サロンスタイルの雰囲気や、実際のお客様の仕上がりを事前に見ていただけるので、よろしければ参考にしてみてください。
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ボブを伸ばしていると、「長さはこのまま伸ばしたいけれど、そろそろ雰囲気を変えたい」と感じることはありませんか?
肩に当たる毛先が外へ跳ねたり、顔まわりが重く感じられたり。髪は少しずつ伸びているのに、見た目の印象はあまり変わらず、毎日のスタイリングにも悩むことがあります。
せっかく伸ばしてきた髪を短く切るのはもったいない。
でも、今のボブにも少し飽きてきた。そんな方におすすめしたいのが、長さを残しながら顔まわりに動きをつくるハッシュカットです。

ハッシュカットは、顔まわりからサイド、襟足にかけて長さの違いをつくり、髪に自然な動きを与えるヘアスタイル。
今回ご紹介するスタイルでは、ボブから伸ばしてきた全体の長さを活かしながら、顔まわりのレイヤーによって印象を変えています。
ただし、伸ばしかけの髪にレイヤーを入れる場合は、今の仕上がりだけでなく、その後どんな長さへ伸ばしていきたいのかも考える必要があります。レイヤーを入れる位置や深さによって、顔まわりの印象はもちろん、毛先の厚みや数か月後のまとまり方まで変わるためです。
今回は、伸ばしかけのボブにハッシュカットを取り入れる際、僕がどのような点を考えながらカットしているのかを、ヘアスタイルの特徴と合わせてご紹介します。
ボブを伸ばしている途中、髪型が決まりにくくなるのはなぜ?
ボブは、毛先に一定の厚みを残すことで、まとまりのあるシルエットをつくるヘアスタイルです。
顎下から肩上くらいの長さでは、髪の重さや生え方によって毛先が内側へ収まりやすく、乾かすだけでも形が整いやすい場合があります。
ところが、髪が伸びて肩に近づくと、毛先の動き方が変わってきます。襟足の髪が肩に触れることで外へ向き始め、サイドの毛先も肩の位置によって収まり方が変わります。さらに、顔まわりや耳後ろには以前のボブの厚みが残っているため、毛先だけが動いているのに、その上の髪は重く見えることがあります。

ここで注意したいのは、毛先が外へ跳ねることと、髪型全体が扱いにくくなることは、必ずしも同じ原因ではないという点です。
たとえば、肩に当たる毛先をアイロンで内巻きにしても、耳後ろの厚みが気になったり、顔まわりの印象が重く感じられたりする場合があります。このような状態では、毛先の方向だけを変えても、ヘアスタイル全体の印象は大きく変わりません。
また、髪が伸びると、以前のカットでつくられた長さの関係も変化します。短いボブのときには自然に見えていた顔まわりと襟足のバランスが、肩に近づく長さでは違って見えることもあります。
そのため、伸ばしかけのボブを整える際には、毛先が跳ねるから短く切る、重く感じるから量を減らす、といった一つの問題だけに注目するのではなく、現在の髪型がどのように変化しているのかを確認しています。
今回のハッシュカットも、伸びた長さを短く切り戻すのではなく、今の長さに合わせて顔まわりと毛先の動きを変えることで、新しいヘアスタイルとして楽しめるように考えています。
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ハッシュカットとは?ボブとの違いをカットの視点から考える
ハッシュカットは、顔まわりを中心にレイヤーを入れ、サイドから襟足にかけて動きのあるシルエットをつくるヘアスタイルです。

毛先に厚みを残し、まとまりを重視するボブに対して、ハッシュカットでは髪に長さの違いをつくることで、毛先の動きや軽さを表現します。
ただし、ハッシュカットという名前がついていても、すべて同じ切り方になるわけではありません。顔まわりのレイヤーを頬の位置から入れるのか、顎付近から入れるのかによって印象は変わりますし、サイドや襟足にどの程度の重さを残すかによっても仕上がりは異なります。
たとえば、顔まわりを短くすると、正面から見たときに動きが分かりやすくなります。しかし、短くした髪がサイドの長い髪と自然につながっていなければ、顔まわりだけが独立したような印象になることがあります。
一方、レイヤーを控えめにすると、ボブのまとまりを残しながら少しだけ動きを加えることができますが、髪質や毛量によっては変化が分かりにくくなる場合もあります。
どの程度の変化をつくるかは、単に流行のヘアスタイルを再現するためではなく、その方が求める雰囲気や普段のスタイリングに合わせて考える必要があります。
今回のスタイルでは、ボブから伸ばしてきた長さをベースにしながら、顔まわりからサイドへレイヤーをつなげ、襟足の動きも活かしています。ボブの毛先に残っている厚みをすべてなくすのではなく、必要な部分には重さを残しながら、動かしたい部分に長さの違いをつくっています。
顔周りレイヤーは、どこから切り始めるかで印象が変わる
今回のハッシュカットで、特に印象の変化につながっているのが顔周りレイヤーです。
ボブを伸ばしている途中は、全体の長さを残すことを優先するため、顔まわりの髪もそのまま伸ばしている場合があります。長さがあることで落ち着いた印象をつくれる一方、以前のボブと同じような厚みが残っていると、正面から見たときに変化を感じにくくなることがあります。
そこで、顔まわりのどの位置からレイヤーを入れるのかを考えます。

たとえば、頬のあたりから短い髪をつくると、顔の近くに毛先の動きが生まれます。正面から見たときに変化が分かりやすく、顔まわりの髪を外へ流すようなスタイリングにもつなげやすくなります。
一方、顎付近からレイヤーを入れる場合は、顔まわりの長さを比較的残しながら、サイドの毛先へ動きをつなげることができます。大きく印象を変えるよりも、今のボブに少し変化を加えたい方には、こうした控えめなレイヤーが合う場合もあります。
ただ、顔まわりの長さを決めるときに、顔の形だけで判断することはありません。
髪の生え方や毛流れによって、同じ長さに切っても毛先の落ちる位置が変わるためです。顔まわりの髪が自然に内側へ向く方もいれば、外へ流れやすい方もいます。特に顔まわりに生えぐせがある場合、希望する長さに切っても、乾かしたときに想定していた位置へ髪が落ちないことがあります。
そのため、実際のカットでは、髪が自然に落ちる位置を確認しながら、レイヤーの長さやつながりを調整しています。
また、普段から髪を耳にかける方の場合、顔まわりの髪をどこまで短くするかによって、日常での扱いやすさも変わります。
耳にかけたときに顔まわりへ少し髪を残したい方と、顔まわりの髪もまとめて耳にかけたい方では、必要な長さが違います。見た目だけを優先して短くしてしまうと、普段のスタイリングで扱いにくさを感じることもあるため、こうした習慣も確認しています。
今回のスタイルでも、顔まわりのレイヤーがサイドへ自然につながるようにカットしています。顔まわりだけで完成するのではなく、下ろしたときや耳にかけたとき、それぞれの見え方を考えながら形をつくっています。

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レイヤーと毛量調整の違い。伸ばしかけボブの重さと外ハネをどう活かす?
ボブを伸ばしている途中で、今の長さは気に入っているけれど、もう少し軽さや動きが欲しい。
そんな時は、髪の量を減らすべきか、レイヤーを入れるべきかによって、仕上がりの印象は変わります。
毛量調整は、髪の厚みを減らして扱いやすくするための技術です。
一方、レイヤーカットは髪に長さの違いをつくり、シルエットそのものを変える技術です。
たとえば、耳後ろの膨らみが気になる場合には毛量調整が効果的なこともありますが、顔まわりに動きが欲しいのであれば、レイヤーを入れた方が希望するヘアスタイルに近づける場合があります。
今回のハッシュカットでは、顔まわりにレイヤーを入れることで、ボブの印象を変えています。肩に当たって自然に外へ向く毛先も活かしながら、全体の長さはそのままに、顔まわりからサイドへ動きがつながるようにしています。

ただし、これからさらに髪を伸ばしたい方の場合、毛先を軽くしすぎると、数か月後にまとまりが悪くなることもあります。今回のスタイルでも、動きをつくる顔まわりと、これから伸ばしていく毛先ではカットの役割を分け、必要な厚みを残しています。
今の長さを楽しみながら、その先のヘアスタイルにもつなげられること。 伸ばしかけのボブにハッシュカットを取り入れる魅力は、そこにあると考えています。
今回のハッシュカットでは、このレイヤーによる動きを、肩に当たる毛先の外ハネにもつなげています。
肩に当たる長さでは、毛先が外へ向くこと自体を完全に防ぐのは難しい場合があります。毎朝アイロンで内巻きに戻す方法もありますが、外へ動きやすい長さを活かしてヘアスタイルをつくるという選択肢もあります。
ただし、襟足の毛先だけが外へ跳ねていても、サイドにボブの厚みが強く残っていると、全体の動きがつながって見えないことがあります。そのため、顔まわりからサイドへ入れるレイヤーの長さと、襟足に残す毛先の厚みを考えながら、外ハネが自然に馴染むシルエットをつくっています。
ここで気をつけたいのが、レイヤーを入れすぎたり、毛先の量を減らしすぎたりしないことです。
特にこれから鎖骨下や胸元まで髪を伸ばしていきたい場合、今の軽さを優先して毛先を薄くしてしまうと、数か月後にまとまりのあるミディアムヘアへ移行しにくくなることがあります。反対に、毛先に厚みを残しすぎると、今回のようなハッシュカット特有の動きが出にくくなる場合もあります。
今回のスタイルでは、顔まわりにレイヤーを入れることで印象を変えながら、全体の長さと毛先の厚みは必要な分だけ残しています。肩に当たって外へ動く毛先もデザインの一部として活かし、ボブから伸ばしてきた長さを無理に切り戻さずに楽しめるようにしています。
また、外ハネの出方は髪質や生えぐせによって異なります。乾かすだけで自然に動く方もいれば、アイロンで毛先の方向を整えた方が仕上がりやすい方もいるため、普段のスタイリング方法も踏まえてカットを考えています。
伸ばしかけのボブでは、毛量をどれだけ減らすかよりも、どこにレイヤーを入れ、どの部分に厚みを残すかによって、今の扱いやすさとこれからの伸ばしやすさが変わってきます。

顔まわりから襟足まで、360°のつながりを考える
ハッシュカットは顔まわりのレイヤーが特徴的なヘアスタイルですが、僕がカットするときは正面から見た印象だけで形を決めることはありません。
顔まわりにつくった短い髪がサイドへどうつながり、耳後ろから後頭部、襟足へどのように続いていくのか。横から見たときにどこへ重さが集まり、後ろから見たときに毛先がどの方向へ動くのかまで確認しながらカットしています。
たとえば、顔まわりにレイヤーを入れて軽さをつくっても、耳後ろから後頭部にかけて重さが残りすぎていると、横から見たときに前後のつながりが不自然になることがあります。
反対に、後頭部まで必要以上に軽くしてしまうと、毛先の厚みがなくなり、伸ばしかけの髪に必要なまとまりまで失ってしまう場合もあります。
そのため、顔まわりのレイヤーをどこから入れるかだけでなく、サイドから後頭部にかけて、どの程度の重さを残すのかも考えています。

僕は以前から、カットを建築に近いものとして考えています。
建物に設計図があるように、ヘアスタイルにも、どこに長さを残し、どこに重さを置き、どの部分に動きをつくるのかという組み立てがあります。
5SCENE AOYAMAでは、こうしたカットの考え方を整理するために、オリジナルのカット展開図を使用しています。
展開図を使うことで、顔まわりからサイド、後頭部、襟足までの長さの関係を確認し、どの位置からレイヤーをつなげるのかを考えることができます。
ただし、展開図の形をそのまま当てはめるわけではありません。実際には、骨格や髪質、生えぐせによって髪の落ちる位置が変わるため、その方の髪に合わせて調整しています。
今回のハッシュカットも、顔まわりの動きだけを独立してつくるのではなく、サイドから襟足までを一つのヘアスタイルとして考えています。

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最後に|伸ばしかけのボブも、今の長さを楽しめるヘアスタイルに
ボブを伸ばしている途中だからといって、希望の長さになるまで同じ髪型を続ける必要はありません。今回ご紹介したハッシュカットのように、全体の長さを残しながら顔まわりにレイヤーを入れることで、伸ばしかけの髪にも新しい表情をつくることができます。

5SCENE AOYAMAでは、お客様とのカウンセリングを大切にしています。
今どんな髪型にしたいのか、これからどこまで伸ばしていきたいのか、普段どのようにスタイリングしているのか。そうした希望や日常の習慣を丁寧に伺いながら、髪質や骨格、現在のカットの状態を確認し、最適なヘアスタイルを考えています。
特に伸ばしかけの髪は、今の印象を変えるためにカットする部分と、これからのために長さを残す部分の見極めが重要です。お客様の希望を共有したうえで、美容師としての技術や経験を活かし、今の仕上がりだけでなく、その先のヘアスタイルまで見据えてご提案しています。
髪を伸ばすことと、今のヘアスタイルを楽しむことは両立できます。
ボブを伸ばしているけれど、少し雰囲気を変えたい。そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
担当:5SCENE AOYAMA サロンチーフ齋藤陽介
ご新規のお客様限定 カット料金
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